桜楓の設計コンセプト
日本の四季は色とりどり、
春には桜が咲き乱れ、
秋には紅葉で野山が錦に染まる。
美しい四季をまとめて表現したいという
欲張りな日本人の願望によって生まれた
桜楓文、桜楓柄という図柄があります。
建築設計においても、
そのような、ちょっと欲張りで贅沢な嗜好を
目指せれば良いなと考えました。
一見、共存できない様なことも
知恵と工夫で融合出来れば、
すばらしいものが生まれるのではと。
日常と非日常、
新しいものと古いもの、
アナログとデジタル、
和風様式と洋風様式、
意匠デザインと構造強度、
などなど・・・。
お施主様の多様なニーズをしっかり受け止め、
絶妙なバランスで整え、まとめること、
それが設計の仕事であると思います。